【セミナーレポート】2021年集客からはじめるShopify「コストをかけずに集客するには?」

世界中の100万店舗以上のストアで利用され、日本でも広がりを見せているECプラットフォーム「Shopify」。今回はShopifyを利用するEC事業者様向けに、ECの運営において必要不可欠なwebでの集客と、その手法の一つであるアフィリエイト広告の活用ノウハウを紹介したセミナーが開催されました。

本記事では、『Shopify EC 「2021年は集客から始める!」アフィリエイト最大手のA8を活用ノウハウ公開!』の講演内で、「2021年集客からはじめるShopify with A8.net」と題してして行われた、株式会社ハックルベリー 安藤祐輔氏の講演の模様をお送りします。

コストをかけずに集客を行えるアプリ

安藤:わたくしより、ハックルベリーという、Shopifyの集客アプリを提供している会社が、マーケティング広告集客の全般についてお話させていただきます。

なぜ私がECをしているかと言うと、いくつかのイーコマースに関わってきたからです。

昔ケンコーコム(現 楽天ダイレクト)というサイトがあり、日用品や、健康食品、化粧品など、SKUでいうと17万強くらいもっていました。

商品部、仕入れやMD、マーケティングなど、倉庫系以外は比較的いろんなことをしました。

その後、2010年頃中国タオバオ/Tモールが中国国内で立ち上がったので、商材だけ預けてもらい、貿易、越境の配送等運営を全部やるという会社をやっていました。

そのあとにフリップデスクというweb接客サービスというクーポンのポップアップを出して離脱を防いだりするサービスをローンチしました。

その会社がKDDIグループにM&Aされることになり、当時Yahoo!ショッピングや楽天に対抗してWowma(現 au PAY マーケット)というサービスをやっていたので、そちらのグループに関わっていました。

ですので本日は、店舗側、ベンダー側どちらにもいた経験から、双方の視点で色んな話ができればと思います。

Shopify構築事例

株式会社ハックルベリーは、2つのサービスを主にしています。
ひとつはShopifyの構築自体。WEGOさんのサブブランドだったり、スイーツ店舗だったり比較的幅広くショップの構築をしています。

Shopifyと集客、店舗の関係性

もうひとつが、メインとしているShopifyの店舗さん向けの効率のいい集客サービスです。

Shopifyアプリストアでアプリをインストールして頂き、店舗さんの商品情報を一時的にお預かりする形で、見込み顧客が見そうなメディアに、今日ご一緒にセミナーしているA8.netさんの力を借りながら露出させていくものです。

いろんなメディアに掲載されている広告を、潜在顧客が閲覧してショップに遷移して、商品を購入すると言う仕組みを提供しています。アフィリエイトは昔からある手法ですが、かなり簡単に開始していただけるようになるのが、我々が提供している価値です。

ハックルベリーの集客サービスのメリットとは?

Shopifyを利用せず、イチからECのカートを作っているケースだと、成果の計測のためにまずタグをショップに埋め込む必要があります。当然コードを埋め込むので、エンジニアやシステムの知識が必要になります。ですがエンジニアに依頼するので社内外のケースを問わず何かしらのコストが発生します。この辺がコストが重くなりやすいです。

また埋め込まれても、ちゃんと計測できているかのテストに2〜3ヶ月かかるケースもよくありました。

ですが、我々が提供しているアプリを使っていただくことで、アプリストアから検索してインストールするだけですみます。iPhoneとかAndroidのアプリを入れる感じです。なので基本的にシステムの知識が不要。したがってコストもほぼゼロです。

やっぱりECを作ったらお客さんが来ないと困るので、何かしらの集客施策をやりたいという方も多く、リリースしてから累計で1,000店舗と比較的短い期間で多くの方に喜んで使っていただいています。

ハックルベリーのアプリ導入実績数

ECの集客の種類とは

ここからは、EC全体の話から集客全般のお話です。前職でweb接客ツールをやっていたときから言っているのですが、「ECは総合格闘技」です。どういうことかというと、店舗を運営されている方はやることが多くて日々大変だと思うんです。

全体を網羅しようと思うと、私の経験上デジタルなものとリアルでやらないといけないものが混在してそこが大変だと思います。

ECなので、集客は実店舗を持っている方は実店舗のお客さんも来ることはあると思うのですが、基本的にデジタルなので、今日の主題であるデジタルマーケティング、アドみたいなことをしないといけません。システムは当たり前ですが、デジタルですよね。システム自体、決済も決済ゲートウェイなどを繋ぎこむのでやはりデジタルの要素が入っています。

他方で、仕入れ製造は流通なのでリアルですし、物流も当然リアル。CSもチャットボットなど一部CSのシステムを使いながらはあるかもしれませんが、きめ細かい対応をしようと思うと人が必要です。

やはりリアルとデジタルがすごく混在しているのが、運営上大変なところだと思います。

Shopify自体や我々が提供しているアプリ、A8.netさんなど、ECを取り巻くベンダーはできるだけその面倒くさいことを排して成果が上がるようにと考えています。

いいものを作り、いいものを仕入れて、お客さんに届けて、カスタマーサポートまでちゃんとして喜んでもらうというのは我々ベンダーのシステムだけではできないので、面倒くさいところや効率化ができるところは、きっちりデジタルツール使っていただき、そもそも人が提供する価値で最大化できるところに集中していただくといいのかなと思っています。

集客ほぼイコール売上です。人がたくさん来ても買わないケースも一部ありますが、基本的に来たお客さんの何%かは購入するので集客はほぼイコール売上です。

ですが特に小売から入った方は、デジタルの集客はややこしい。カタカナ多いし、CPAとかCPCとかDSPとか何がなんだかよくわからないので、概念的には理解できるけど、何が本当にいいのかとか、どういう順番でやるというのが非常に解りにくい領域だなと思っています。私も思っていました。

どの順番でやっていいのかわからないので、たまたまリスティング広告を営業されるとじゃあ取り合えずやってみようとなるし、どの順番でそもそもやるのがセオリーなんだろうという選定知識のない中で手厚く営業されるとそこからやってしまいがちですが、やはりわかっている状態でどの順番でやるかは大事だと思っています。

Shopifyでの集客施策一覧

集客のひとつ、アドネットワーク。ここではリスティング広告を指します。GoogleやYahoo!検索の上にテキストで出てくる広告です。ディスプレイ広告というのは、Yahoo!ニュースなどで更新と押すたびに変わるバナー部分のようなものです。

基本施策なので、リスティング広告もディスプレイ広告も両方やったほうがいいのですが、もし予算がそこまでない場合は、私はディスプレイ広告がオススメです。テキストだけで売るか、画像だけで売るかという話で、テキストで売れるものって、ナイキの靴などブランドもので、テキストで価値がわかるものです。ディスプレイは画像なので、商品のイメージが見える。なのでどちらかというと商材にもよりますがディスプレイ広告がいいかなと思います。

2つ目、アフィリエイトは紹介した資料の中で、唯一成果報酬です。CPCは1クリックいくらというかたちですが、成果報酬型は購買されたら初めて成果報酬が支払われます。なのでECをやるうえで基本施策のひとつになります。単品、多品目いずれも対応していますがそれぞれのASPで得意とする商材があります。

3つ目がインフルエンサーマーケティングです。ここ五年くらいですごく盛り上がっていますし、ハマるとすごく強いのでインフルエンサーマーケティングをやってみたいという相談はよく聞きます。

ただ、アパレル、コスメ、食品といった口コミが大きい商材じゃないとハマりづらいものがあります。さらに、YouTubeやInstagramだとインプレッションというテレビのCMに近い広告になりがちです。事例でご紹介したショップさんが使いこなしているのですが、一日数百万円レベルの予算で出していたので、慎重にやったほうがいいと思う領域です。

4つ目のダイレクトリターゲティングは、Amazonや楽天が出しているディスプレイ広告です。ちょっと高度なので、初心者はリスティング、リターゲティングをやってから検討するのがいいかもしれません。

5つ目はSNS系ですね。FacebookとかTwitterのタイムライン広告を出せます。ターゲット顧客属性が明確であれば、特にFacebook、Instagramはかなりターゲティングの精度が高く出せるので相性がいいです。

顧客データ見ながら、メインの客層をイメージしてFacebook等で「20代男性、IT企業に勤めている」という感じでターゲティングして、それに合わせてクリエイティブを作って出すのは、高い効果が見込めると思います。

初めからその商品を作ったり、仕入れている段階からある程度ターゲットが明確であれば、比較的最初の頃からやってもコスパ高い施策かなと思います。

集客施策の特徴

他にも集客施策はあるのですが、主要なところだとこんな感じかなと。

まずは成果報酬でリスクの少ないアフィリエイトがおすすめ

概論として、それぞれの集客が売上に効くのか、ブランディングに効くのか考えると、やはり売上に貢献して成果報酬ないしそれに近い「アフィリエイト」「アービトラージ」を基本施策としてしたほうがいいと思います。

クリック課金のサービスはいっぱいあります。どの順番でやるかは大事なのですが、商材にもよりますが下図のようなイメージで分配するといいです。

縦軸が時間軸、縦軸が売り上げです。

どうしてもアフィリエイトのみというより、将来的にはCPCの施策のほうが売上のトータルを稼ぎに行こうと思うと厚くなります。クリック課金の施策が60~70%くらい、成果報酬の施策が15~30%くらいまで出せると、いい配分になると思います。

アフィリエイトがオススメな理由

ただ感覚的に、リスクが低いので成果報酬から初めて言って、大きく育てていくことをおすすめしています。

アフィリエイト施策は、成果報酬でリスクが少ないですし、なにもしないで売上が上がることは99.9%ありません。ある程度努力が必要ですし、PDCAをどう回していくかは重要です。

申込みやクリエイティブの入稿を簡単にするということはアプリでもできるのですが、基本的に目標に向かってどう改善するかがスタンスになります。その中でA8.netさんは運用サポートを手厚くやっていただけると思います。初心者さんのケースにも熟練しているし、すでになれているところで、アフィリエイトに親和性の高い、化粧品を扱っているところだとアットコスメみたいなところに掲載してほしいと言ったらそういった働きかけはかなり手厚くやっていただけるので、ECに向いているASPだと思っています。

繰り返しになりますが、アフィリエイトは大規模、小規模店舗問わずどのパターンでもおすすめできる施策です。

最後に、アフィリエイトアプリについて、どうやって使うのか説明させていただきます。

まず、Shopifyアプリストアでアフィリエイトで検索すると、アフィリエイト連携というアプリが出るので、インストールしていただきます。そしてその中から連携したいASPを申し込んでいただきます。

Shopifyでのアフィリエイト広告出稿の流れ

次に、DNS設定です。『huckleberry-inc.com』といったドメインを設定して頂く必要があります。ここでつまずく方が多いのですが、ハックルベリーでカスタマーサポートがついているのでわからない場合は管理画面から問い合わせていただければきっちりサポートいたします。

そして審査が完了して、DNSが設定できたら、次に商品をどういうかたちで紹介してほしいかを登録するプログラムを登録します。バナーやセールスポイントをたくさん入れて頂くところになります。

すると最後に、成果が計測できるかのテストがあって、運用が開始され、様々なメディアで商品が紹介されるという流れになります。

注意点は、DNSの設定と不適切な商品じゃないかASPで審査が入りますので、そこで1~2週間ほど待って頂く可能性があるということです。この点だけご留意ください。

(この講演ののち、株式会社ファンコミュニケーションズの坂本氏からの講演がありましたが本記事では安藤氏のみの講演内容をまとめております)

まとめ

いかがだったでしょうか。

セミナーに参加したかったけれどもタイミングが合わなかった方などは、是非こちらの記事を読んでいただければと思います。また不定期ですが、セミナーは開催していますので、公式HPTwitter公式LINEなどでチェック頂ければと思います。

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