fbpx

サブスクECとは?サイト構築方法や成功事例を徹底解説

この記事では、サブスクECのメリット・デメリット、サブスクで売れる商材とは何か、サブスクECの成功事例、サブスクECサイトを構築する方法とシステム移管時の注意点、サブスクECにおすすめのクラウドECの紹介を解説します。導入を検討している人は参考にしてみてください。

目次

サブスクECとは?売れる商材や成功事例の紹介

最近よく聞くサブスクECのサービス内容と、サブスクECにはどんな商材が向いているかを解説していきます。また、実際にサブスクECで成功している企業を5つ紹介しますので、これからサブスクECを始めようとしている人や、現在サブスクECを運営している人も参考にしてみてください。

サブスクECとは?

サブスクとはサブスクリプションの略称で、サブスクECはサブスクリプションコマースと呼ばれています。サブスクの考え方の基本は、毎月決まった金額で決まった商品を届けてくれる定期購入と同じです。

Webページ上で展開される商品の中から自分が欲しい商品を申し込むと、選んだ商品が毎月決まった時に自分の手元に直接届くといった仕組みになっています。

これまでは、新聞や牛乳配達のような買い切りの商品が多く、商材も毎月決まったものが届く形態でしたが、現在では「Spotify」「Netflix」「Apple music」など好きな音楽や映画やドラマを自分で選べるサブスクが人気を集めています。

 

サブスクに向いている商材は?

では、ECサイトでサブスクに向いている商材はどういうものがあるのか、実際に販売されている商材を挙げてみましょう。

  • 食品
  • コーヒー豆
  • おもちゃ
  • お花
  • お酒
  • サプリメント
  • コスメなどの美容グッズ
  • 洋服や雑貨
  • ペット用品

など様々なジャンルのものが商材になっています。主に、日常生活で使うもの全般がサブスクとして扱われています。特に、使用頻度が高く継続的に使うもの、定期的に購入しているもの、使用期間が短い商品がサブスクに向いている商材ではないでしょうか。

具体的な例で言うと、コスメなどの美容グッズやサプリメントは、日常で使用頻度が高く、消費されて継続して使いますよね。また、効果が出るのに数ヶ月かかる事もあり、消費サイクルが長く、中長期的な使用が見込めるのでサブスクに向いている商材と言えます。

サブスクの成功事例5選

ここでは、ジャンル別にサブスクECでの成功事例を5つ紹介します。

サブスクEC成功事例1. ファッションレンタルアプリ「MECHAKARI」

メチャカリ

MECHAKARI公式はこちら

「メチャカリ」は、ストライプインターナショナルが運営する洋服のサブスクリプションサービスです。

アースミュージックアンドエコロジー、アメリカンホリック、グリーンパークスなどの人気ブランドの新作・新品が月額¥2980(税込¥3278)で借り放題。取り扱いアイテムは20万点以上、借りた洋服は買い取る事も可能です。返却はクリーニング不要で、アプリをダウンロードすればコンビニから簡単に返金が可能。

毎月の洋服だいが¥3000以上の方や、好きなブランドがあれば好きなだけ着て返却できるので、洋服好きな人におすすめです。

サブスクEC成功事例2. パンのサブスク「パンスク」

パンスク

パンスク公式はこちら

「パンスク」はその名の通りパンのサブスクで、株式会社パンフォーユーが運営しているサービスです。

毎月1回、パンスクと提携しているパン屋さんから、店舗自慢のパンセットが届きます。

どのショップのパンが送られてくるのかは届いてからのお楽しみです。

全国の評判店から届けてくれる事もあるので、「気になっていたけど遠くて行けない」などと言った方には嬉しいサービスです。

パンの個数は一箱あたり、6〜10個でパンの種類や大きさで個数が変わります。焼きたてのパンを冷凍させて発送してくれるので、届いてから食べる分は焼き直して焼き立てが食べられるし、そのまま冷凍保存すればいいので安心。

パンの入った箱にお店の名前やお店のこだわりが書かれたカードが同梱されているのも人気の一つです。

サブスクEC成功事例3. おもちゃの定額制レンタルサービス「KIDS LABORATORY」

KIDS LABORATORY

KIDS LABORATORY公式はこちら

「KIDS LABORATORY」は、2019年から始まったおもちゃのサブスクリプションサービスです。

生後3ヶ月から8歳の幼児向けに、お子さんにマッチした知育玩具を個別に選び、それぞれのお客様に決まった時期にお届け、交換する事ができます。

月齢に合ったおもちゃが届くので、何を買ったらいいか分からないママやパパにおすすめのサービス。

次に遊ぶ人がいると言う事を子供に教え、物を大切にする心が幼少期から芽生えます。

赤ちゃんはおもちゃを口に入れるので、高温スチームと哺乳瓶用の安全な洗剤でメンテナンスを行います。また、怪我をしないように壊れたところはきちんと修復をしてから発送しています。

サブスクEC成功事例4. コンタクトレンズのサブスク「メルスプラン」

メルスプラン

メルスプラン公式はこちら

「メルスプラン」とは、国内大手のコンタクトレンズメーカーの株式会社メニコンが提供している定額制のコンタクトレンズのサービスです。2001年にサービスが始まり、2019年には会員数が130万人に到達するほど注目されているサービスです。

メルスプランで活用できるコンタクトレンズはメイコン製のみです。

3Cプランでは、エースコンタクトが厳選した付け心地の良いコンタクトレンズを利用することができます。

使い捨てから3ヶ月で交換するタイプまで用意されていて、ハードかソフトかも選択できます。

また、欠けてしまった場合でも、店舗に直接持ち込む事で無料で交換する事も可能です。

サブスクEC成功事例5. ヘアカラーセットのサブスク「COLORIS」

coloris

COLORIS公式はこちら

「COLORIS」は、株式会社ストークメディエーションが運営するパーソナライズカラーのサブスクリプションサービスです。

Webカウンセリングを通して、1万通り以上の処方から最適なカラーリングとヘアトリートメントを自宅へ届けてくれます。

自宅でサロン仕上げの髪にしてくれる日本初のオーダーメイドセルフカラーサービスになります。自分らしくありたいと願う女性の想いに寄り添った新しいサービスです。無料カウンセリングがあり、アフターサポートもあるので初めての方でも安心して利用できる点も利用者を増やしている要因です。

ECサイトにサブスクを導入するメリットとデメリットは?

サブスクで成功している企業は全てECサイトを使って運営しています。日用消耗品から、食品に至るまで幅広くサブスクをするメリットとデメリットを解説していきます。

サブスクECのメリットは?

サブスクECのメリットは、以下の3つの事が挙げられます。

  • 継続購入から安定した収入が見込める
  • 新規利用者のハードルを下げられる
  • 顧客データが蓄積されやすい

 

継続購入から安定した収入が見込める

サブスクの特徴として単発購入ではなくリピート購入が前提なので、一度顧客が付けば安定した利益が見込めます。また、季節的な商品などでなければ閑散期と繁忙期の差を少なくできて収益予測を立てやすくなります。

新規利用者のハードルを下げられる

初回購入の際に、「3ヶ月間利用料を半額」や「初回購入から続けて利用すれば割安」などのキャッチコピーを打ちやすいのもメリット。消費者も続けてサービスを利用するメリットがあり、双方がメリットが受けられる仕組みを作り出せます。

顧客データが蓄積されやすい

消費者の数や利用期間が長くなるに従ってデータが蓄積され、顧客の嗜好やニーズを分析して把握する事で新商品の開発やサービスの改善ができて新規顧客の獲得に繋がりやすくなります。

サブスクECのデメリットは?

サブスクECのデメリットは以下の2つの事が挙げられます。

  • 顧客数が増えるまで売り上げが安定しない
  • 同じ商品やサービスを提供するだけだと飽きられる

顧客数が増えるまで売り上げが安定しない

顧客がついてしまえば収益は安定してきますが、逆に顧客が増えなければ売り上げが上がらず収益も安定しないと言えます。

サブスクECサイトを作っただけで終わりにせずに初期段階で広告宣伝をしなければなりません。また、その商品の利用者を惹きつけるためのキャンペーンや施策を投じて顧客獲得に力を入れましょう。

同じ商品やサービスを提供するだけだと飽きられる

サブスクECはまだ新しいサービスの為、利用者は今まで使ったことのない新しい商品やサービスに出会える可能性があります。最初は、新しい商品なので利用していたとしてもずっと同じ商品を提供するだけでは利用者は飽きてしまう恐れがあるのがデメリットです。

そのために、利用者のニーズや嗜好のデータを活用していつまでも魅力的で使い続けたいと思える商品を提供することが結果として継続して利用してもらえることに繋がります。

サブスクECを構築する方法?注意点も解説

ここからはサブスクECサイトを構築する方法と注意点も解説していきます。

サブスクECサイトを構築する方法

ECサイトにサブスクリプション機能を用意する方法は大きく分けて2つあります。

  • スクラッチ型のシステムで構築する
  • 定期購入やサブスクに対応したASP/クラウド型システムを活用する

スクラッチ型のシステムで構築する

スクラッチ型はゼロから設計し、サイトを構築していきます。開発費用の投資ができる企業などは、自社の商品やサービスに合ったサイトを構築できるため理想のサイトができるのがメリットです。個人や開発費を抑えたい事業者の方や、既存サイトに定期購入やサブスクリプションサービス機能をカスタマイズしたい方にはおすすめではありません。

定期購入やサブスクに対応したASP/クラウド型システムを活用する

定期購入やサブスクリプションの専用機能を備えたASP/クラウド型システムを使えば運用を可能にします。ASP/クラウド型システムは多くのEC事業者様に利用されることを想定して汎用的な作りになっています。導入する前のお試し期間に自社ECサイトとマッチするか動作確認をすることも可能です。

既存サイトにASP/クラウド型システムを追加契約することも可能ですが、その際顧客情報を同期しておかないと二重管理になり管理もしにくくなり、購入者側も混乱する場合もあるので、追加契約する場合はできれば1つのECサイトで完結できるようにしましょう。

サブスクECサイト移管(リプレイス)時の注意点を解説

サブスクECサイトに問題や課題があり、システムのリプレイス(引越し)したい場合、都度購入型の通販のシステムリプレイスの作業と定期購入に関するデータの移管作業が必要になります。

そのためには以下の事に注意してください。

  • データをどのように取り出すか
  • クレジットカード情報の移管

データをどのように取り出すか

リプレイスをするにあたって必要なデータは、商品データ(定期購入/サブスク設定情報含む)・顧客データ・定期購入申込データです。これらのデータを既存システムからCSV等の形式で取り出すことが可能ですが、取り出したデータが整理されていないと項目を変更する作業が発生する場合があります。

クレジットカード情報の移管

クレジットカード情報の移管は、現在利用しているクレジットカード代行会社がカード番号を取り出してくれる事が前提ですが、お客様のカード情報を勝手に移管して情報漏洩やデータの不整合が発生するリスクを取るよりも「システムリニューアルの為、クレジットカード情報再登録のお願い」とサイト上で通知し、お客様自身でカード情報を再入力して頂いた方がリスクが少ないので無難かもしれません。

サブスクECにおすすめのクラウドECとは?

ゼロから構築する費用は用意出来ないけど、これからサブスクECサービスを始めたい方におすすめのクラウド型ECシステムを紹介します。

クラウドECとは?

クラウドECとはインターネットのネットワーク経由で自社のサイトを構築するサービスです。クラウドECのメリットは以下の事が挙げられます。

特徴

  • 導入コストの削減
  • メンテナンスの心配がない
  • 情報共有が簡単にできる
  • セキュリティ面
  • どこでも使える

インターネット環境があればスマホだけでも利用できて、作業効率も上がるのでおすすめです。それでは、サブスクECにおすすめで最も実績のある代表的なクラウドECを2つ紹介します。

GMOクラウドEC

GMOクラウドEC

GMOクラウドECは、中規模から大規模の専門性の高いサイトにも対応できるクラウドECです。

特徴

  • 業界NO,1指数の「MakeShop」をベースにカスタマイズできるクラウドEC
  • 中規模から大規模のECサイトや専門性の高いサイトにも対応
  • サブスクサイト構築を全面的に支援してくれる
  • リプレイスの面倒な手続きをサポートしてくれる体制が整っている

料金体系などは下記の公式ホームページを参考にしてみてください。

公式ホームページ:GMOクラウドEC

メルカート

メルカート

メルカートは、大手企業から個人まで幅広く支持されていて、サポートも充実しており、初心者でも安心できる使いやすいクラウドECです。

特徴

  • パッケージの「ecbeing」とクラウド「メルカート」が選べる
  • 豊富な実績からベースデザインを作成し、オリジナルサイトへのカスタマイズも可能
  • EC専門スタッフがいるので、初心者や少人数体制でも安心して構築・運用しやすい
  • 初期費用49万〜、月額費用5万円〜

詳しくは下記の公式ホームページを参考にしてみてください。

公式ホームページ:メルカート

ShopifyでサブスクECを作るなら「定期購買」アプリ!

定期購買

定期購買アプリは株式会社ハックルベリーが開発、運営をしているサブスクECに必要な機能が揃ったShopifyの拡張アプリです。

サブスクECに必要な様々なマーケ施策ができる機能が揃ってます。

LTVアップに欠かせない会員ランク機能や、まとめ買いができる「BOX機能」、決済前の事前メールによる「決済エラー防止機能」など様々な機能が搭載!

無料で試すこともできるので、まずは「定期購買」アプリの導入を検討してみるのはいかがでしょうか?

 

定期購買アプリストアページはこちら!

サブスクECで事業拡大してみましょう

国内のサブスク利用者は直近1年間で3割強になっています。特に20代利用者が多く70%超えとなっていて、これから益々注目のサービスになるでしょう。

現在既存ECサイトを運営している事業者の方は、自社の製品やサービスがサブスクに向いているかを検討し、向いていればサブスクECを導入してみてはいかがでしょうか。また、これから新たに商品やサービスを開発する方は、サブスクに向いている商材を開発してクラウドECを使って事業拡大を目指してみてみましょう。